これぞアルティメット。21年ブレイクアウト114 全身ブラックの渾身フルカスタム|カスタム覗き見隊
ハーレーダビッドソン東久留米です!
今回の『カスタム覗き見隊』は、オーナー様の2021年式 ブレイクアウト114(FXBRS)。当店のデモ車ブレイクアウトの動画を擦り切れるほどご覧いただき、その要素をガッツリ盛り込んで仕上げた、全身ブラックの渾身のフルカスタムです。ビルダーのシギサンいわく「もうブレイクアウトアルティメットですよ」という一台。お店に置いている間も「これやべえな」とお客様が口を揃えたほどの完成度です。
2回目の車検のタイミングに合わせて内容を一新。ハンドルからエンジン周り、シート、そしてエアサスまで、随所にARPボルトを効かせたオーナー様の徹底したこだわりを、一つひとつご紹介していきます。
ブレイクアウト114を激変させる3つのパーツ
盛りだくさんの内容の中でも、この車両の「らしさ」を決めている3つのパーツからご紹介します。
① フル中通しの最強ハンドル ―― サンダーバイク アトラスワイド


ハンドルはサンダーバイク(Thunderbike)のアトラスワイド。サンダーバイクはドイツ・ハミンケルンを拠点に1995年から自社パーツでコンプリートカスタムを手がけるメーカーで、ハーレーダビッドソンの正規ディーラー権も持ち、金属・樹脂ともに加工精度の高さで知られています。


このハンドル最大の特徴は、ブレーキラインまで中通しできること。左側の油圧クラッチのホースも、装着しているジキルのスイッチ配線も、すべてハンドル内部に通してハンドル先端で集約。配線が一切表に出ない、まさに最強の中通しハンドルです。合わせてクラッチレバーはオベロン(Oberon)。オベロンは金属加工30年の英国ブランドで、アジャスタブルレバーやクラッチスレーブシリンダーを手がけます。油圧化とVPクラッチの組み合わせで、クラッチはびっくりするほど軽い操作感になっています。


グリップとショートミラーは、デモ車と同じユナイテッドブロックカスタムのスタッズ調。ミラーは左右を入れ替えて組むことでロゴを正立させたまま装着でき、社外ミラーにありがちなアームの間延びもない、純正並みにショートで視認性の高い車検対応ミラーです。
② 既製品にない高級感 ―― 空冷四速 ワンオフシート
シートは、サンダーバイクのリアフェンダーにフィットするシートベースだけを取り寄せ、その上を空冷四速にオーダーしてスポンジからワンオフ製作。ダイヤモンドステッチでムチムチのボリューム感、そして前後で質感を3パターンに切り返した、既製品にはない仕上がりです。着座位置やデザインを自由に決められるのがワンオフの強み。時間はかかりますが、その分の満足度は既製品の比ではありません。


③ 置き姿が最高 ―― エアサス
そしてこの車両、エアサスを搭載。スイッチひとつで車高が下がり、動画では「ぺったんぺったん」まで下がる実演もご覧いただけます。もちろんこの状態で走ることはなく、オーナー様には安全面をお伝えしたうえで、実際に走る位置を基準にベルトやサイドスタンドを調整済み。だから停めたときの佇まいは最高で、走りも快適という両立が可能になっています。
まだまだあります。全身をブラックで統一したこだわりパーツ




◆ フロント周り
フォークカバーはカルトワーク(Cult-Werk)。オーストリアを拠点に、ハーレーやポルシェ向けの外装パーツを自社一貫で手がけるメーカーです。上部のアッパーカバーは、今は手に入らない希少なロゴ入りを、オーナー様自らが探し出して手に入れたという逸品。フロントフェンダーはキラーカスタム(Killer Custom)のショート。キラーカスタムはリトアニア発の外装メーカーで、リア同様ベタベタに攻めたショートフェンダーが前後のバランスをきれいに整えます。アクスルカバーはサンダーバイク。






◆ ブレーキ&ホイール
キャリパーはブレンボ(Brembo)。ブレンボは1961年にイタリア・ベルガモ近郊で創業した、世界を代表するブレーキメーカーで、その名がブレーキの代名詞になっているほど。ローターはパフォーマンスマシン(Performance Machine)のビッグローターで、同社は1970年創業のアメリカ・カリフォルニアのメーカー。サイズアップに合わせてアダプターを噛ませ、位置を最適化しています。しかもこのブレンボ、入庫時は黒文字でしたが、赤文字にこだわって前後とも新品に買い直したという徹底ぶり。ホイールは現行純正を新品で購入し、マットブラックのパウダーコート。タイヤはAVONのコブラ。AVONは1885年に英国で創業し、1911年からモーターサイクルタイヤを手がけるブランドです。


◆ エンジン&足まわり
ロッカーカバーやタイマーカバーはユナイテッドブロックカスタムのスタッズ模様。通常はアルマイト仕上げのところ、UV変色を嫌って新品を艶あり黒でパウダーコート、留めるボルトの頭まで一本一本黒に仕上げています。プッシュロッドカバーやミッショントップカバーまで艶消し・艶ありの黒でサンドイッチし、全身をブラックで統一。チンスポイラーとサイドナンバーはトライジャ(TRIJYA)。トライジャはJMCA認定・正規ディーラー公認の国内カスタムパーツメーカーで、フレームに沿って流れるラインが美しい仕上がりです。
◆ そして全域にARP
この車両を語るうえで欠かせないのがARPボルト。ARP(Automotive Racing Products)は1968年創業、アメリカ・カリフォルニアの高強度ファスナー専門メーカーで、モータースポーツの世界でも信頼を集めるブランドです。オーナー様のこだわりで、フロントフェンダー裏のボルトからエンジン周りまで、「ARPがないところにARPを作る」ほど随所に徹底。指定のない箇所はシギサンの判断でも可能な限り追加した、まさにこだわりの結晶です。


リア周りも見どころ満載です。マフラーはジキル(Dr. Jekill & Mr. Hyde)のフルエキ。ジキルはオランダのメーカーで、ボタンひとつで排気音を切り替えられる電子制御の可変バルブマフラーを1997年から手がけています。エンドを揃えるフルエキタイプにすることで、リア周りがすっきりとまとまります。リアフェンダーはサンダーバイクのショートで、専用プレートが付いてくるのが所有感をくすぐるポイント。リアホイールも現行16インチを新品でマットブラックパウダーコート、アンダーマウントのブレンボもやはり赤文字に買い直しています。


スプロケットは当店お得意のサンダーバイク文字入りワンオフ。ベルトガードはリックス(Rick’s Motorcycles)のショート・スクエアタイプ。リックスはドイツ・バーデンバーデンのメーカーで、3ピースビレットホイールのパイオニアとしても知られます。プライマリー周りのダービーカバーやブレーキリンケージはユナイテッドブロックカスタムで揃え、インナーアームまで取り外してパウダーコート。エアクリーナーは、114専用の楕円形状となる現行のスクリーミンイーグルを単品で手配しました。スクリーミンイーグルはハーレーダビッドソン純正のパフォーマンスパーツブランドです。
シギサンいわく「なかなかこれを超えるブレイクアウトを作れるかな、というくらい」の渾身の一台。とはいえ、全部を一気にやらなくても、全体のシルエットと要所を押さえていけば、しっかりフルカスタムに見えるカスタムのご提案が可能です。将来どんな形にしたいかから逆算して、一緒に考えていきましょう。
製作の様子は動画でチェック
シギサンがパーツをひとつずつ解説する『カスタム覗き見隊』の前編を公開しました。ハンドル周りからフロント、エンジン上部までじっくりご覧ください。
後編ではシート・マフラー・エアサスなど、リア周りをたっぷりご紹介しています。
この車両を手がけたビルダー
今回のフルカスタムを手がけたのは、当店の工場長でありカスタムビルダーのシギサン。YouTube「カスタム覗き見隊」でおなじみの職人で、当店のデモ車から、お客様一台一台のこだわりまで、その手で仕上げています。この車両についても「なかなかこれを超えるブレイクアウトを作れるかな、というくらい」と語るほど、細部までとことん追い込んだ渾身の一台。カスタムのご相談は、ぜひシギサンのいるハーレーダビッドソン東久留米へお気軽にどうぞ。
ハーレーのカスタムは、ハーレーダビッドソン東久留米へ
あなただけの一台、一緒に作りませんか? 気になるパーツや車両があれば、お気軽に当店へ遊びに来てください。ご予算に合わせたカスタムのご提案もいたします。
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