ハーレーダビッドソン東久留米のブログバイクる研究所

先日、ハーレーダビッドソンジャパンから「LiveWire」の日本での発売が発表されました。「LiveWire」とは昨年アメリカで発売されたハーレーダビッドソン初の電動バイクです。大型バイクの一大ブランド、ハーレーダビッドソンが電動バイクをリリースするワケとは?
以下を中心に見ていきましょう。

・ハーレーが電動バイクをリリースする背景は?
・気になる性能は?
・日本での価格や販売時期は?
・まとめ

ハーレーが電動バイクをリリースする背景は?

電動バイク市場は年々世界規模で大きくなっています。昨年、日本でも本田技研工業、スズキ、川崎重工業、ヤマハ発動機のバイクメーカー4社が電動バイクの普及に向けた協力体制を構築するというニュースがありました。このように今や世界各国のバイクメーカーが電動バイクの開発に力を入れており、世界中で早期の普及化の波が押し寄せていると言っていいでしょう。そんな中でのハーレーダビッドソン初の電動バイクが日本で発売になるというわけです。さらに深掘りしていきましょう。

気になる性能は?

性能面は以下の6つのポイントが挙げられます。
1.ライダーを飽きさせない音の工夫がされている
2.停止状態から3秒で時速100kmにまで到達
3.走行モードが選べ、ユーザーのカスタム設定が可能
4.最大235kmの航続可能距離
5.フル充電はたったの60分
6.「LiveWire」の情報をアプリで確認することができる

それぞれ見ていきましょう。

 

1.ライダーを飽きさせない音の工夫がされている

既存の電動バイクでは味気のないマシン音を「LiveWire」は新しい音を奏でてくれます。ハーレーダビッドソンは「LiveWire」のモーターの配置に工夫を加え、動力軸の向きを変えることでギヤの唸りとモーター音をミックスしたような音を意図的に発生させることができました。この点で、他社メーカーの既存の電動バイクとは一線を画しておりライダーを飽きさせない音の工夫がされています。

2.停止状態から3秒で時速100kmにまで到達

「LiveWire」の一番の特徴は0→100km/h到達までわずか3秒という、その驚愕の加速性能。電動なのでクラッチもギアも不要。あらかじめ設定された走行モードを選択し、握るスロットルだけでその驚愕のポテンシャルが引き出せてしまう。これこそが正にハーレーダビットソンが目指すテクノロジーとの融合ではないかと感じさせるポイントです。

3.走行モードが選べ、ユーザーのカスタム設定が可能

「LiveWire」は以下のような場面で対応出来る。
・スポーティに走りたい
・通勤や街乗りで使いたい
・走行距離を伸ばしたい
・雨などでもスリップを避けたい

4種類の走行モードが選べ、加えてユーザー自身のカスタム設定(3種類)が可能です。ユーザーが使用したい用途で走行モードがタッチパネルで簡単に変えられます。

4.最大235kmの航続可能距離

公式発表では街乗りなどの減速による回生ブレーキを見込んで最大235kmの航続可能距離とされています。電力消費が多く減速が少ない高速道路を組み合わせた走行では142kmとされています。

5.フル充電はたったの60分

充電はEV車の普及から全国的に広がりを見せつつある充電スタンドだけでなく家庭用コンセントでも充電可能です。
DC急速充電スタンドでは40分で80%、60分でフル充電できます。
家庭用コンセントでは一晩でフル充電です。

6.「LiveWire」の情報をアプリで確認できる

Panasonicと共同開発したスマホ連携機能「H-D Connect」を搭載。
これは自身の「LiveWire」の情報をアプリで確認することができる機能です。
例えば、
・バッテリー残量
・充電完了までの時間
・万が一盗難にあったときの追跡機能

など、バイクから離れていてもスマホで情報が把握できます。

※なお、これら性能は海外仕様であるため日本仕様では異なる場合があります。

日本での価格や販売時期は?

アメリカではすでに発売しており価格は2万8千ドル余り(日本円で320万円前後)ですが、現在のところ日本での発売価格は発表されていません。
先日、日本での発売は2021年春頃と発表されました。都内の取扱店は「ハーレーダビッドソン東久留米」を含め2店舗のみになります。

まとめ

「LiveWire」は新次元のテクノロジーとハーレーダビッドソン製品ならではのデザイン性や高級感を併せ持つバイクといえます。
それだけでなく以下の点も魅力的です。

・クラッチなどの操作がない
・オイル交換などがメンテナンスフリー
・驚異的な加速性能
・用途に合わせた走行モードが選択可能
・スマホ連携機能「H-D Connect」を搭載

バイク初心者の方はもちろんのこと、すでにハーレーオーナーの方も是非ハーレーの目指す未来を一度体感してみませんか。