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スポーツスターはビッグツインに比べ、エントリーモデルだと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

サイズや排気量が小さく、価格も手頃なのでそう感じるかもしれないですね。

ところが、スポーツスターは他には変えられない特別な魅力を持ったモデルです。

そこでこの記事では、スポーツスターについて性能面・魅力をご説明したいと思います。

スポーツスターの購入を考えている方、エントリーモデルだと思っていた方は、ぜひこの記事をご一読ください。

そもそもスポーツスターとは?

スポーツスターは名前の通りスポーツ走行ができるように設計されたモデルです。もともとロードレーサーやダートトラックの車両がスタートです。また、ハーレーのラインナップでストリートファミリーと並び最もサイズの小さいファミリーに属しています。

他のファミリーに比べコンパクトで、一体型のミッションの4カムエンジンを搭載していることが特徴です。このエンジンは、ビッグツインとは排気量やエンジン構造が異なっています。

初代XLスポーツスターが登場したのは今から60年以上前の1957年でした。それまでサイドバルブ方式のエンジンが、このとき現在の方式でもあるOHV方式に変わりました。以前より高出力で性能も飛躍的に上がりました。

現行ラインナップでは最も古くから存在するシリーズで長い歴史があります。

スポーツスターの性能にはなにがあるの?

スポーツスターの誇れる性能はさまざまなものがあります。他のファミリーに比べ優れているところを紹介していきます。

乗りやすく、取り回しがしやすい

まず、最初のポイントは乗りやすく取り回しがしやすいことです。

スポーツスターは、
・シート高が低い
・足つきが良い
・横幅が抑えられている
・重量が軽い

など、体格に自信がない方にもフレンドリーです。
アメリカ人には小さく、セカンドバイクや女性向けと思われていますが、日本人はちょうどよい大きさで扱いやすく人気があります。

高い加速性能・旋回性能

スポーツスターは高い旋回性能や加速性能を誇っています。

もともとはレースで勝つための車両として開発されており、レースで培った経験のフィードバックもあり、高い加速性能・旋回性能を手に入れました。

高い旋回性能でワインディングも楽しめるだけでなく、市街地でも小回りがきき狭い道でも苦になりません。
加速性能も高いのでストップ&ゴーが多い日本の交通事情にもしっかりとフィットします。アメリカで生まれたバイクでありますが、日本でも問題なく楽しめます。

隠された性能はこれだ!圧倒的なロングストロークエンジン

スポーツスターファミリーのエンジンであるエボリューションは、ビッグツインに比べロングストロークエンジンです。排気量883ccのエンジンはボアストローク比が約1.3とハーレーの中でもロングストロークになっています。
ちなみに、排気量が1200ccのボアストローク比は1.1です。

ロングストローク型エンジンはトルク型です。ロングストロークだとピストンスピードが速くなり、低回転でも強力なトルクが得られます。
ハーレーが生まれたアメリカは直線が何十キロも続く道路もあり、1回の移動距離も多いので最高速より低回転で巡航するエンジンが生まれたのもうなづけます。

トルク型という特性以外にもハーレー独特の鼓動感をより感じられます。ロングストロークの強力な燃焼圧力のおかげで鼓動感に直結する重いフライホイールを回すことができます。

まとめ

今回は、スポーツスターについて解説しました。
スポーツスターには、

・乗りやすい
・取り回しがしやすい
・高い加速性能、旋回性能
・圧倒的なロングストロークエンジン

などさまざまな性能・魅力があります。

スポーツスターの圧倒的なロングストロークエンジンの鼓動感を感じて楽しんでみてはいかがでしょうか。フレンドリーなサイズ感も合って生涯の相棒がみつかもしれませんよ。